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6.②.ジャニス [人形カタログ]

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ジャニスもララの歌に魅せられていたひとりでしたが
ジャニスはララの歌に合わせて踊ることで、もっと自分を解放できることがわかりました。

ララの歌が流れている場所には、自然にジャニスも一緒にいるようになりました。

ララの歌に合わせてジャニスが躍ると、歌に存在感、立体感、厚み、というようなものが加わるような、そんな感覚をわかっていただけるでしょうか。

それは、もちろん聞き手がいたからこそ成り立っていた世界でしたが
ふたりきりになると、もうとめどなく、終わりがないほど歌い続け、踊り続けてしまいます。

もしかしたら、それが『永遠』てことなのかもしれないけれど
歌い果て、踊り果てるとふたりは動けなくなってしまうのでした。

その濃密な世界をのぞきたくて、人びとはふたりを追いかけ、
時にはふたりはそれを人前にさらすことでさらに高揚することができました。

でも、もしかしたら、何もなくても、ふたりでただ時間を一緒に過ごし、肩を抱き合っているだけでも、それは満たされていたのかもしれません。
が、それをお互いに認めることは、そこでふたりの世界が終わってしまうような、不吉な感覚を生んでしまうのですよね。
けっきょく、ララもジャニスもふたりでずっと居続けることを望んだからこそ、人とのかかわりも断ち切ることができませんでした。

このふたりにも、いずれ枯れるときが来るのでしょうか。
そうかもしれません。
でも、それまではそのときどきの自分たちの生きる姿をさらしていくのでしょう。

歌い踊り、お互いのことしか見えなくなっている瞬間こそ、完結した世界なのでしょうね。
誰も入る余地がないからこそ、ふたりは自分たちをさらしても大丈夫なのでしょうね。
「最強の二人」というタイトルの映画か何かがありましたが
二人という存在がが最強になりうる単位、ということなのでしょうね


6のお話はこれで終わります。




 


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6.①.ララ [人形カタログ]

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心しみる音楽って何かしら。
そんなことわかりはしなかったけれど、ララの歌は心にしみわたる、と人々は言っていて、ララが歌う場所にはいつも人が集まって来ていました。

ララにとって歌を歌うことは息をすることに似ていました。
そうしないと、息が詰まってしまうから、息をする。
そんな風に歌わずにいられないのです。

どんよりと曇って気が滅入る日には、どんよりとした沼の底を流れるような歌を
お天気続きで暑くてたまらない日には、その暑さがもっとヒートするような歌を
その日、その日の気分というものが自然に歌になるのです。

もんもんと何か納得がいかないことがある、重たい気持ちを抱いているような人は、その「もんもん」がほどけるように軽くなるのを感じたり、
日々の生活に疲れ果ててしまって、ぐた~~と土の底に沈んでしまうような気持ちを抱いているような人は、ララの歌にすがるような気持になって、その土の底から引っ張りだしてもらえるように感じたり
もう、悩みなんてないってくらい、ピーカンに毎日絶好調な人には、さらにその気分を高揚させてくれたり
でもあんまり絶好調すぎるときには、ピリリと何か気を付かなければと、背筋を伸ばす気持ちを与えてくれたり。

なんだか知らないけれど、
「今必要なこと」「欠けていること」「足りないこと」は満たしてくれるし
「楽しいこと」「足りすぎていること」「満ちていること」はそのまま
楽しいまま、足りているまま、満ちているまま。
どんどん楽しく、満ち足りることがやってくるようで、
いいな、この調子でいけばいいや、という実感を与えてくれるのです。

 ②につづきます。


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5.②.みよちゃん [人形カタログ]

5aみよちゃん.jpg

 自分が行くところにどこでも子羊のめえめえがいたのだ、ということにみよちゃんが急に気がついたのは、ある雪の日でした。
 その日、めえめえの足は凍えきってしまって、どうにも動かなくなってしまったのです。
 それまでは必ずいつも一緒にいてくれたのに。

 それに、めえめえはもうこひつじではなくなっていたのです。
 みよちゃんよりもずっと早く年をとっていて、すごいお婆さんだということもわかりました。
 これからみよちゃんが大きくなるまで、めえめえは全部のめんどうを見てはくれないし、
 あの雪の日以来、めえめえは歩くのさえままならず、みよちゃんと一緒にお出かけすることもできなくなりました。

 みよちゃんは悲しみました。
 そしたら、めえめえはいつものように
「めえ」
 と言いました。

 そうか。
 いつもいつも、めえめえは「めえ」しか言わなかったんだ。
 とみよちゃんは気がつきました。

 めえめえの最後の「めえ」という言葉の中には
「変なものを食べちゃだめだよ」
とか
「これからは周りをよく見て歩きなさい」
とか
「これからは、ちゃんと自分で気をつけてお外に行きなさい」
とか
そんなことがふくまれていたのですね。

みよちゃんは、めいめいと一緒にいた「あたりまえ」の毎日から
もうめいめいがいないことが「あたりまえ」の毎日へと少しずつ進んでいきました。

愛おしいものはいつまでもずっとずっと一緒にいてくれるわけじゃないのね。
でも何かしら見つけていくしかないよ。

めえめえはきっと、めえめえがいない世界がみよちゃんにとってあたりまえになることを祈っているんだよ。

5のお話はこれでおしまい。



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5.①.めえめえ [人形カタログ]

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 みよちゃんが小さいころから、こひつじのめえめえはこの家にいました。
 
 めえめえのほうでは、みよちゃんは自分の妹分みたいなものだったので、みよちゃんの面倒をよく見ていました。

 みよちゃんがよちよち歩きで外に出てくと、めいめいも着いて行って、変なものを口いれそうになったら
「めえ!」
と怒って、みよちゃんがびっくりしている間に、その変なものを取り去ったり
溝に落ちそうになった時にも
「めえ!」
と声を発して、みよちゃんがびっくりしている間に、ちょっとみよちゃんの背中を押して、違う方に行けるようにしたり
 みよちゃんがよそ見していて、何かにぶつかりそうになったら
「めえ!」
 と声を荒げて、みよちゃんがっびっくりしている間に、そっとうしろから引っ張って、ぶつかる前に助けたり。
 とにかく、めえめえの毎日はみよちゃんのためにある、と言ってもいいくらいなのでした。


⓶につづく


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大阪→淡路島→徳島→淡路島 目次 [目次]

6月9日~11日まで旅行していました。
その間のことを
『大阪→淡路島→徳島→淡路島』として4回に分けてまとめました。


大阪→淡路島→徳島→淡路島
(1)大阪

(2)淡路島

(3)徳島→淡路島

(4)淡路島最終日

変なところがありましたら
お知らせいただくとうれしいです。

よろしくお願いします。




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大阪→淡路島→徳島→淡路島(4)淡路島最終日 [新しい記憶の整理]

・6月11日(火)
前夜、テレビを見ていたのですが、8~9時頃、ものすごく眠くなり…。
テレビをつけたまま眠ってしまい…。
そのあと、Oちゃんが電気を消してくれて、
テレビは私が消して寝たんだけど、起きてしまったのがなんとまだ11時。
そこから、ずっとOちゃんとおしゃべりしていました。

朝6時頃に起きました。
朝食は8時半からとのこと。
だけど、私が聞き間違えていて、8時にダイニングに行ってしまいました[たらーっ(汗)]

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伊弉諾神社をお参りしました。

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奇跡の星の植物館
写真が暗~~い。
植物『園』ではなくて『館』というとおり、建物の中にある植物展示場という感じ。
温室内のお花がきれいでした。
植物の種類を知る、というよりは、色やデザインを統一してあり
全体的に一体感を重視している感じでした。

DSCN5313.jpgDSCN5314.jpgDSCN5315.jpgDSCN5316.jpgDSCN5319.jpgDSCN5339.jpgDSCN5341.jpgDSCN5342.jpgDSCN5343.jpgDSCN5345.jpgDSCN5350.jpgDSCN5352.jpg

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バラ園はもうお花がおわりごろだったのですが
外の景色が素敵でした。

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アカンサス(ハアザミ)が
すごい育っていました。

ランチを食べようと、ウェスティンホテルを見に行きました。
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こんなかわいい椅子がありました。
(Oちゃんより写真をもらいました)
が、
結局ここでお昼は食べず、
海鮮料理のきとら というお店に入りました。

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お土産物屋さんでみかんソフトを食べました。
(前日には福良にてびわソフトを食べました)

楽しい旅行でした。

私は3時ちょっと過ぎの新幹線で帰りましたが
Oちゃんは別のお友達と大阪で約束していて
なんと、そのお友達の家にもう一泊したとのことです。

失敗もあったけど、全体的には盛りだくさんで満足でした。
感謝。

報告終わり。


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大阪→淡路島→徳島→淡路島(3)徳島→淡路島 [新しい記憶の整理]

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徳島県に入りました。
阿波踊り会館に到着。
建物前にあるベンチの屋根が、阿波踊りの傘でした。

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この5階からロープウェイで眉山に上りました。

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吉野川が見えます。


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パゴダ平和記念塔
第二次世界大戦時の戦死者慰霊のために建立されたとのこと。

ランチを食べる所は決めていたので
ここからまた淡路島に戻りました。

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大鳴門橋の下にある道の駅うずしお

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私はクラシックバーガーを食べました。
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Eちゃん、Oちゃんは1日10食限定のローストビーフバーガーを食べていました。
お肉がバラの花みたいになっています。
ちょうど10食目がOちゃんでした。
(縦長の写真はOちゃん撮影)

まだチェックインまで時間があったので、道の駅福良に行くことにしました。

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淡路人形座にて、
人形浄瑠璃
『戎舞』
『伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の段』を見ました。
戎さんと記念写真も撮りました。

さて。
宿は私が見つけたペンションだったのですが…。
これが、不評でした[たらーっ(汗)]
なので、書きません。

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おまけ:人形座でおみやげに買ってきた
『傾城阿波の鳴門』のお鶴ちゃんせんべい。

(4)に続きます。


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大阪→淡路島→徳島→淡路島(2)淡路島 [新しい記憶の整理]

・6月10日(月)
Eちゃんの運転で、淡路島に向かいました。

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明石海峡大橋。

渡ったところの淡路サービスエリアにて朝食。
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淡路島の方から淡路海峡大橋が見えます。
お天気が今ひとつだったので、橋が空に溶け込んでしまいました。

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そこからまた高速に戻って、鳴門大橋方面を目指しました。

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うずの丘 大鳴門橋記念館にある『おっ玉葱』
Otegamiフリマに出店した時、『おったまねんこ』という名前にしたので
ここがすごく気になっていました。
来ることができて感激しました。

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大鳴門橋が見えます。

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トイレにあった説明書き

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うず潮をイメージしたテーブル

淡路島を縦断したのですが、車だとあっという間。
まだお昼になっていなかったので、
徳島に行って、帰って来ることにしました。

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大鳴門橋を渡りました。


(3)に続きます。

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大阪→淡路島→徳島→淡路島(1)大阪 [新しい記憶の整理]

・6月9日(日)
Oちゃんと一緒に大阪友Eちゃんの所に遊びに行きました。
私は東京発10時の新幹線に乗り
Oちゃんは新横浜から乗って来ました。


Eちゃんは仕事のため、夕方待ち合わせをしていたので
それまでOちゃんと大阪城に行くことにしました。
ふたりともキャリーバッグを持っていたので
ロッカーに預けたかったのですが、満杯でした。

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大阪城址公園駅到着。
ここでもロッカーは満杯。
ちょうど最後のロッカーがふさがった直後でした。
残念。
キャリーバックを引き引き、歩き、まずランチ。

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やまかけうどんに、穴子天をトッピング。

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大阪城ホールではプロレスをやるようでした。
人でにぎわっており、覆面のプロレスラーと思われる人がいました。

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ミライザ にてお茶タイム。
昭和天皇の即位を記念して昭和6年に第四師団司令部として建設されたとのこと。
その後、大阪市警視庁、大阪府警本部をヘ、大阪市立博物館としても使用されたとのこと。
いろいろなお店が入っていて、不思議な建物でした。

大阪駅にてEちゃんと5時半に待ち合わせしていたので
キャリーバッグをズルズル引っ張り大阪駅へ。
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まだ少し早い時間だったので、ホームが見下ろせるベンチに座って
おしゃべりしていました。

夕飯は日本そば。
Eちゃんのおうちに泊めてもらいました。

(2)に続きます。


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4.⑨.ラルリンド [人形カタログ]

14ラルリンド.jpg
 ムンムドガハの側近ラルリンドは、最近お供の物を連れては森に出かけて行くタルカリッについて、よく思っていなかった。

そのお供として森に一緒に行く、クルト、シャロリナ、笛吹たちのジャハト、ラハルトをひとりずつ呼び出し、尋問してみたのだが、皆、口ごもっていて、何をしているかについては、はっきり答えない。
だが、どうも森の中ほどに何かあるらしい。

らちが明かないので、ある日、ラルリンドはそっと皆の後を着けて行った。

森の中には不思議な光を発する小屋があり、そこは地下の世界の入口になっており、これまで見たことも聞いたこともないような不思議世界が広がっていた。

ラルリンドは王宮に走り帰ると、この様子をすぐさまムンムドガハに報告した。

「ふむ。で? なぜタルカリッはそんな場所にたくさんのお供を連れて行くんだ?」
「音楽を奏でるためです」
「ふむ。そんなことをしてどうなるんだ?」
「さあ?」

 王はしばらく考えた。
「だいたい、そんな地下の穴倉でなぜそんなことができるのだ?」
「ホワイエ・ヨットがそこに住んでいるようです。ホワイエの放つ光で地下でも昼間のような明るさなのです」
「ホ……」
 その名前は封印したものだったので、ムンムドガハは口に出すことはできなかった。

「では、そのホ…、ナントカ言うものはもうこの城にはいないのだな?」
「さようでございます」
 それはいいことではないのか? と王には思えた。
 もともと封印していたのだから、自分の身近にいないのならそれにこしたことはない。
 だが、タルカリッがそんな所に出入りしているというのは、確かに気に食わない。

「ではタルカリッを呼べ」
 こうして数年ぶりに王はタルカリッと話すことになった。
 しばらく見ないうちに、タルカッリは若返ったのか? ムンムドガハが思っているより美しくなっていた。
「おまえは…、このところ森に出かけているようだな」
「はい。さようでございます」
 とタルカリッは頭を下げた。
「妃である以上、勝手な行動は許さん。王宮で生活している以上、王宮にいて、わたしに尽くす生活をするように」
「はい」
 と、タルカリッは寂しそうな顔をし、そのあと、顔を上げ、
「ムンムドガハ様。では、お妃の役目を解いてくださいませんか」
 と、きっぱりと言った。

 ムンムドガハは目を見開いたが、タルカリッの勢いに飲まれて、
「う…」
 と言葉に詰まり、
「す、好きなようにすればいい」
 と言った。
「だが、何も持って行くな。この城に属するものは、みなわたしのものだ。もちろん使用人も。すべて置いて行くんだ」

 タルカリッは気分が軽くなるのを感じた。それとともに、身体も軽くなるのを感じた。
 だが、城の生活に彩りを添えていてくれた、身の回りの世話をしてくれたシャロリナ。身の安全を守ってくれた、サパト、クルト。心休まる音楽を提供してくれたジャハルト、ラハルト。みなと別れることを思うと心が痛むのだった。

 森の地下の生活は王宮に比べれば質素なものだったが、なにか、自分の望むものに近いものがあるような気がしていた。
  
 いつも森へ一緒に着いて行っていた者達は悲しんだ。
 だが、その者たちにはその者たちそれぞれの生活がある。
「タルカリッ様、おひとりで大丈夫ですか? わたしがこっそり着いてまいります」
 とシャロリナが申し出たが、
「いいえ、心配は無用です。もし、お前に何かあったら困るし…。ここでの生活が嫌になったら逃げて来たらいいわ」
 とタルカリッは静かに言うと、しっかりと自分の足で王宮を出て行った。

めでたしめでたし

おしまい

おまけ:椅子にすわってくつろぐジャハト
10笛吹 ジャハト2.jpg




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