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フィンランド旅行③:サイクリング(6/18・日)前編 [新しい記憶の整理]

ホテルの朝食はブッフェ形式でした。
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写真のような、雑穀つきの黒いパンが3種類くらいカゴ中に入っていました。
手前の白いようなものは、カレリアンピーラッカという、フィンランドのパイ料理です。
中にお米をつぶしたようなものが入っていました。
これと小さい春巻はいつも並んでいました。

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サンドイッチにできるようになっているパン。
自分でいろいろはさみます。
そのほかにフランスパン風??
(それよりはもっちり、どっしりしている)の長いパンを自分で切り分けます。



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デザートにはヨーグルトなど。
お砂糖を使っていないイチゴのソース、ココナッツ、ミックスナッツ、シリアルなどトッピングも充実していました。

FIN友が朝10時に宿に迎えに来てくれることになっていたので
それまで駅まで出かけて、キオスクで切手を買ったり、ハガキを出したりしました。

FIN友が来て、お出かけ。
ホテルの向かいの建物に入り…
「たしか、この下からも行けるはず…」
という感じで地下鉄の駅へ。
駅は無人。
カード読み取り機があるだけ。
メトロのマークってあったかな?? なかったような気がします。

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降りた駅はここ。
ラスティラっていうのかな? 右側に書いてあるのはスゥエーデン語。
いつも並んでスウェーデン語が書いてあります。

だんな様の調子が悪いとか、隣の家の人が一緒に車で迎えに来てくれるとか
お母さまがいらっしゃるとか、
FIN友が電話で確認しながら歩き出し、
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こんな所に入って行き、

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こんな針葉樹の新芽を取って、
「これスープに散らすといいの」
とか言って、取って食べてみて、確かに香りが良く
諏訪友はいろいろ調べていて、付箋だらけのガイドブックを2冊ホテルに持って来ているから
「書いてあった!」と言っていましたが、
はて? なんだったのか??
ほかの針葉樹の新芽も食べてみたら、味が強すぎて(苦くて)だめだったり
団地のような所やらいろいろ通り、歩いて、歩いて、
結局、だれも迎えに来ないようでした。


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目的地に到着。
本当はカヤックをやるはずだったのですが、風が強すぎて危ないということで
サイクリングをすることになりました。

FIN友のお隣さんが、ネイチャーガイドをやっている人でヤーリさん。
ヤーリさんがマウンテンバイクの乗り方、降り方、いろいろ教えてくれました。
すごい幅広のタイヤでごっついです。

FIN友の母上(80歳[exclamation])が、まずお家から自転車でFIN友のお家に行ったらしく…。
FIN友のだんな様を誘ったけれど彼は不参加でお家にいるとのこと。
母上はヤーリさんと車で一緒に来ていて、なんと、一緒にサイクリングをしました。
めちゃくちゃかわいくて、かっこう良くて、
私のヘルメットを見て、「私がやってあげるわ」
って言って、きゅっきゅっと私の頭に合わせてバンドを調節してくれました。

自転車のブレーキが左側にしかないのです。
サドルにまたがるのも、後ろの方からまたがないとならないので、難しかったです。
おまけにショルダーバッグを肩掛けにしていたので、このバランスが難しくて
ヤーリさんが私の荷物を自分のリュックにすっぽり入れて、持ってくれました。

それでも慣れなくて私がころんじゃって、手にケガしたら、
母上がかわいいリュックの中に消毒薬とか持っていらして…。
「手を洗って来なさい!」
と。
で「これを塗っておけば大丈夫」と。
ものすごくテキパキしていて、感激しました。

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これが母上です。
植物などにも詳しくて、週に数日、近所のサイエンスミュージアムでガイドをしていらっしゃるとか。
このピンクのコートがすごくよく似合って
中に白と黒の縞々のニットを着て、ジーンズ。
もう、こんなおばあちゃんになりたいよ~~。
諏訪友と「このおばあさんは何者[exclamation&question]」と驚き連発。
2人でファンになってしまいましたよ。

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道の両脇にはブルーベリーの花がたくさん咲いています。
大きい木ではなく、地面ちかくに広がるように咲いています。
とにかくお花のシーズンで、最高の気候でした。

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ここで一休み。
海の向こうを見て、いろいろ説明を聞きました。
覚えていないんですけど[あせあせ(飛び散る汗)]
なんか、この辺りは「東」という名前が付いているけど、
それはフィンランドがスゥエーデン統治下だった時につけられた名前で
フィンランドからみたらここは東ではなくて西だ…。とかそんな話だったかな?

後でサイクリングした辺りのことを聞いたのですが、「Vuosaari Kallahti」という所だということで、「Cold Bay」という意味だそうです。
そのうち、日本語の地図を探して調べてみたいです。

またここから自転車で走って、カフェ休憩になりました。

写真がいっぱいで長くなるので、前・後半に分けます。

つづく


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フィンランド旅行②:ヘルシンキ到着(6/17・土) [新しい記憶の整理]

飛行機に乗る時におもしろいことが2つありました。
その1:
成田で搭乗を待っている時、放送で諏訪友が呼び出されました。
予定していた席のテレビが故障しているので席を変えるとのこと。
それには二つの候補があるということでした。
後ろ目の窓側二人だけの席か
少し前目で通路を挟んで並ぶ席か。
私はどちらでも良かったのですが、友達が前の席を選びました。
というのは、食事はだいたい二種類用意されていますが、前から配られるため、後ろの席だと希望した食事が無くなっていることがあるということ。
それに、前の席は少し広めだということでした。
友達によると、少しグレードが上の席に違いない、ということでした。
たしかに。
ひとつひとつの席にマリメッコのポーチが付いていました。

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歯ブラシセット、耳栓、アイマスク、靴下が入っていました。
通路側だからトイレの時にも出やすく、快適でした。
やった~。

その2:
友達の隣、窓側に座っていたのは、フランス人の若い女性でした。
日本語ペラペラ。
で、足元にペットのウサギちゃんを連れていました[exclamation]
ウサギちゃんの名前を聞いたんだけど…。忘れてしまいましたが[たらーっ(汗)]
ときどきペレットをあげたり、水をあげたりしていたそうです。
彼女は数年間日本で働いているとのこと。
フィンランド経由でフランスに帰るのだということでした。

さてさて
午後3時にバンタ空港に着きました。

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バンタに住んでいるFIN友が迎えに来てくれるということでした。
直前に送ってくれた写真では髪がオレンジ色だったので、諏訪友にそう伝えると、私がぼんやりしている間に見つけてくれました。

電車でヘルシンキに移動。
『改札』というものがありません。
とびらを開けると、そこに電車が止まっています。
FIN友が、私たちのために交通カードを用意してくれていました。
車両に乗ってから、カードをかざす場所で運賃を払います。
市内の移動は「1」、 別の市に移動するときは「2」を選択するということでした。
今回はバンタからヘルシンキに移動するので「2」を押し、OKを押し、カードをかざします。
電車、地下鉄、トラム、バス、フェリー、なんでもこのカードで乗ることができました。

電車に犬を連れた若い兄さんが乗って来ました。
口輪をしているのですが、乗って来る人に向かってけっこう吠えたり、飛びついたりするのですよね。
あまりお行儀が良いわんちゃんではなくて、ごろごろしたり、落ち着きがなかったです。
こんなこと…。東京ではありえないです。

ヘルシンキに着きました!
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ここにも改札はなくて、横から町に続いています。
諏訪友が撮ってくれた写真。
左の方に、私とFIN友の後ろ姿が見えます。
そこから外に出ました。

ホテルに荷物を置きに行きました。
クムルス・カイサニエミ
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駅から3分くらい。
まっすぐでわかりやすいし、
シャワーだけだけど、お兄さん、お姉さん、皆親切で感じが良くて快適でした。
水道水が飲めるし、けっこう熱いお湯も出ます。

3人で食事しに行きました。
FIN友のおすすめ、駅前のMAYAというレストラン。
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この建物の右側の下。ネオンが見えます。

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諏訪友はグリルした鮭(左上)
私はチキン(手前、ほうれんそうのソース)
FIN友はパエリア(右上)を取り、ビールで乾杯。シェアして食べました。

出発前、お絵描き教室にて、「フィンランドは食べ物がいまいち」という話を聞かされていたのですが…。
ここはおいしかったですよ~~。
ていうか、まずいものには一度も当たりませんでした!!
すべておいしかったです。

海辺の方まで皆で散歩しました。
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ヘルシンキ大聖堂の石段では人がくつろいでいました。

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前ではなにか、あざらしのフィギュア???
の催しをやっていました。
環境問題についてのメッセージのようでした。

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大聖堂中のパイプオルガン
だれかが練習していました。
明日なにかコンサートがあるとのこと。
その練習かもしれません。

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エスペラナーディ通りの入り口にある噴水。
お陽さまがあまり沈まないので、夕方でもかなり明るいです。
ここで大きなアイスクリームを食べました。


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FIN友はバスで帰るとのこと。
また明日宿まで来てくれるとのことで、バス停まで送って行きました。
駅を背にして、バス停から見た駅前。

つづく。

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フィンランド旅行①:前書き [新しい記憶の整理]

25年前、4歳の息子を連れて約10ヶ月間世界旅行をし、26ヶ国を周りました。
その時、ケニヤに行き、ナイロビを拠点にしてタンザニアへサファリツアーに行きました。
その前年だったか??
夫が仕事でケニヤに行った時には、サファリカーでタンザニアへ自由に行き来できたようなのですが
私たちが行った年(1991年)にはそれができませんでした。
それだからなのか??
ケニヤからタンザニアに行くツアーは見つけられず
夫が旅行会社と数日間かけて交渉してナイロビ発のツアーにしてもらったのです。
ナイロビから行ったのは私たち家族だけでした。

まず、タンザニアのとの国境ナマンガまで、なんだかやけに陽気なナイロビの旅行会社の人2人と車で行きました。
1人が運転して、もう1人は助手席。
私たち家族3人は後ろの席に乗りました。

どういう風に陽気かと言えば、
マサイ俗の人が自転車に乗っていると
「自転車マサイだ~!」
とか言って、2人ですごい盛り上がるのですよね。
シマウマが交通事故に遭って、道で死んでいたりすると
それをスイスイと避けて、
なんだかまた2人でしゃべって盛り上がっているのですよね。
とにかく2人でず~~っと何かしゃべっている感じでした。
その道は普通の道路なのですが、道の向こうにダチョウやキリンが歩いているような所でした。

国境のフェンスの向こうにタンザニアの旅行会社の人が迎えに来ていて、
(金網なので見えました)
私たち家族だけが入国審査の場所を通ってタンザニアに入りました。
今思えば、このケニヤとタンザニアの旅行会社はまったくの別会社のようでした。
こちらの意向がうまく伝わっていないということが、山ほどありました。
そもそも、いろいろなことについて、わりにテキトーなのです。

さて、タンザニアの旅行会社では、このツアーに参加する人を別に募ったようでした。
アルーシャの事務所にて同行する3人に会いました。
そのうちの1人はドイツ人の青年。
ほかの2人がフィンランド人のカップルで、今の友達です。

旅行会社からの同行者は現地から2人。
ジョンという運転手さん。すごい寡黙な青年。
ハンフリーというコックさん。たぶん10代の少年。
計8人で1週間くらいタンザニアのサファリパークを周りました。
私たち家族は「ラグジュアリー」というツアーで、ロッジに泊まりました。
他の3人は「キャンピングサファリ」というもので、ハンフリーが3食を作り、テントに宿泊するのです。
お昼など、皆で外で食べる時には、私たちのランチもハンフリーが作ってくれました。

さてさて、その10ヶ月の旅行の間、いろいろな人に出会って、住所の交換などをしたのですが
バルセロナで夫のバッグが盗まれてしまい、カメラ、航空券、夫の旅行の記録、ほとんどの人の住所は無くなってしまいました。
バルセロナオリンピックの年です!
その当時、夫のいとこがローマで生活していたので、そこで義母と合流して、ここを拠点にヨーロッパを巡っていたのですが、バルセロナからローマへの帰り道はすごく悲しすぎて、電車に乗っていても、ついつい涙がこぼれてしまいました。
盗難届を出しに行ったら、ローマで盗まれたと言えと言われて、そうしました。
航空券はローマで再発行してもらえたので大丈夫でした。
盗まれた物は、何ひとつ見つかりませんでした。
夫はローマで新しいカメラを買いました。

日本に帰って来てから、先に手紙をくれたのは、このフィンランドの友達だけです。
彼女はわりに筆まめなのです。
彼女から一緒のツアーだったドイツ人青年の住所も教えてもらったので、しばらくは手紙を出したり、メールを出したりしていたこともあったのですが、それも続かなくなってしまいました。
続いたのは、このフィンランドの友達との関係だけです。
その後、彼女たちが養子に迎えた、アフリカの血が半分流れる娘ちゃんは今日本にいて、
洋裁を勉強中です。
この娘ちゃんが日本が大好きになってくれたおかげで、20年ぶりに友達と会える事になり
それから毎年のように日本に来てくれているから、仲良くなることもできて、
昨年、一昨年と諏訪の友達の所にも泊りがけで一緒に遊びに行く事ができました。

諏訪の友達が海外旅行好きだったことで
「フィンランドに行こう!」
と言ってくれたので、私にもエンジンがかかりました。
正直、私は海外旅行の手配などは全くできません。
数年前、フィンランドの友達が50歳の誕生日をやるから、宿の手配をしてくれるからと、かなり誘ってくれたのですが、行く気にならず、あれこれ理由をつけて断ってしまいました。
彼女は私のことを「旅行恐怖症」とまで言っていました。
私は日本では活発でけっこう1人で行動する方だから、
自分で自分のことを「ブレイブ」と言い切り、いろいろな物に好奇心旺盛な彼女には、
私の臆病さは理解できないものだったのではないか、と思います。

今回、旅行の手配はぜ~~~んぶ諏訪の友達がやってくれました。
完璧なフライト。
完璧な宿選びでした。
感謝。

いろいろな人とのつながりが切れず、新たなつながりができ、それが強くなったことで、実際に行くことができて、ほんとにほんとにラッキーでした。

というわけで、6月17日(土)11時、FINAIR ヘルシンキ行きに搭乗しました。
25年ぶりの海外旅行です。
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右の一番上に、フライト情報が見えます。

おまけ:
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成田で食べた朝食。
向こうに友達が食べた朝食が見えます。
これから、外国に行くので彼女は白米と何か、和食の物。
手前は私の朝食です。
朝から白米を食べるのはちときついっす。

つづく。


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いみ [ショートショート]

意味を見つけるために旅をしてきたけど
意味はどこにも落ちていなかった

途方にくれていると
出会った老人が言った
意味は落ちているものじゃなくて
自分で決めていいもんだと
探していても見つかるわけないから、とりあえず決めてしまえと
ふむ
一理ある
でも自分で決めたくない
じゃあ、誰かに決めてもらおう
それを決めてくれそうな人を見つけて旅に出よう

人を見つけられなかったらどうする?
見つけること自体に意味があると思い込もう
そうすれば旅は無駄にはならない
意味なんてそんなもの

s_simon.png
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かたち [ショートショート]

これはなに形ですか?
中心点から見ますと、かぎ形です
左下の角から見ますと、あんこ形です
右上の線上三センチから見ますと、めろん形です
裏側からさかさまにして見ますと、うす形です
左の角から片目ですかして見ますと、くも形です
右下を中心点に合わせて折って五つに折り畳みますと、じょうろ形です
左の部分を持って掲げて見ますと、つつ形です

じゃあ、けっきょくなに形ですか?

それを今決めていいですか?
それが必要な時に決めてください
っていうのは、形自体変わるかも知れず
形の言い方が変わるかも知れず
その時に見方が変わっているかも知れず
今決めてもどうせ変わってしまいます。
決めたければ決めてもいいですが…。
それをどこかに書いておけば、
いつか一応の承認は得られるかもしれません

書いたものをなくさないように
ある場所を忘れないように
それが腐らないように
覚えていて下さい

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 [ショートショート]

重なるように
つぎつぎに押し寄せる
波にからめとられ
海の構成要素となる
深く深く深く地底まで行きつくと
そこには波はなく
静かで光の届かない暗く落ち着いた時の止まった場所がある

その場所に慣れてしまうと
昔波があったことを思い出す
動きに翻弄されていた世界を思い出す
思い出だけしかない場所で
思い出も動かなくなる
無ー
閉じた口から音も出ない無
目も開かず息もできない無
無ー
何も生まれず行き交わない無
二度と浮き上がらないどん詰まりの無
無ー
波は懐かしく昔動いていたという記憶になった

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みどり [ショートショート]

太陽と私の間のフィルターになって
光を和ませ
光は目にちょうどいい柔らかさになる
葉っぱの重なりからきらきらこぼれる陽が
あたり一面にふりそそぎ
すっぽりと身体を覆い尽くす
静かな生の香りにうっとりとなり
息が止まる

そのまま幹によりかかれば
木の一部になれるかもしれない
夢でもいいから
その感覚を味わいたくて木陰に佇む

好きといえる場所
積もって行くぜいたくな時間
すべて忘れてしまってもいい
気持ちが空気に溶けていって何も残らない
たぶんこれがそのままという色

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カーテン [ショートショート]

原始の海
くっつきはなれくっつきはなれ
そばによりそい集まる密度だけで
どろどろが
どろどろどろどろどろになり
どろどろどろどろどろどろどろになったころ
そのままどろどろの中にくっついているもの
はなれてしまうもの
なんとなく
なんとなく
いつともわからず
いつまでともわからず
たまたま代謝のバランスがとれ
個体となり
原始の海から何億という
気の遠くなる時間のへだたりを経て
たった今たどりついたというような
現実のカーテンのこんとんのなかにある海

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メインブログから写真を貼り付けてみました。


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保守 [ショートショート]

人の心を傷つける
強靭な刃
とがった先を集めて
どこからでも傷つけられるように
研ぎ
鍛え
常に切れる状態を保つ
傷つけようとやってくる物に対応するために

研ぎ
鍛え
常に切れる状態を保つ
そうやって
ずっと
研ぎ
鍛え
常に切れる状態を保っておく

そこに集中することで安心できる
研ぎ
鍛え
常に切れる状態を保っておくことが
守ること

傷つけようとする物はいつか必ずやって来る
だって
そうじゃなくちゃ
研ぎ
鍛え
常に切れる状態を保っておくことに意味を見いだせなくなる


ぎざぎざ.png
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ひょろひょろ [ショートショート]

隙間を縫ってひょろひょろ伸びろ
よりみち
わきみち
ゆらめきながら
ただただ上に立ち昇れ

風が起こって
右から左から
押されるままに形を変えて
ひょろひょろひょろひょろ
変幻自在
あら?
もともとはどういう形でしたか?
そのときどきでひょろひょろしていたから
もうもとの形はわかりません
このまここに漂わせてください

ひょろひょろ.png
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